ナイトブラは基本的にバストの形を維持する目的で使われます。
年齢とともに、どうしてもバストは垂れていきますので、その垂れを防止する目的で使われるのが一般的です。
ただ、今までナイトブラというものの存在を知らずに、すでにある程度年齢を重ねてバストの垂れが気になっているという人も中にはいるでしょう。
そんな場合、ナイトブラは意味がないのでしょうか?
今回は、女性の永遠のテーマでもあるバストの垂れと、垂れた後でのナイトブラの有効性について解説していきます。
目次
バストが垂れる原因のクーパー靭帯は切れたら戻らない
クーパー靭帯というのは、バスト上部にある靭帯です。
このクーパー靭帯が胸の形を決めているといっても過言ではなく、クーパー靭帯が伸びたり切れたりしてしまうことによって、胸は垂れていきます。
この画像のように、クーパー靭帯が正常な状態である場合と、伸びたり切れてしまっている場合で比較すると、バストの形に大きな違いがあるのがよく分かるでしょう。
そのため、胸の垂れを防止するためには、このクーパー靭帯を保護することが大切なわけです。
ただ、ここで注意したいのが、このクーパー靭帯は一度切れると元には戻らないということ。
最先端の医療技術を駆使しても、クーパー靭帯を元に戻すことはできないと言われていますので、できる限りクーパー靭帯を伸ばしたり切らさないことが重要になってくるわけです。
すでに胸の垂れが気になっている場合、ナイトブラは無意味なのか?
おそらく多くの方が一番気になっているのはここでしょう。
ナイトブラはクーパー靭帯を保護するという機能がメインで、就寝中に進行していると言われるクーパー靭帯の伸びや断裂などを防ぐことに秀でています。
こう見てみると、予防という面ではクーパー靭帯を保護するのにナイトブラはこれ以上ない素晴らしいアイテムです。
ただ、すでに胸の垂れが気になっている人の場合はどうなのでしょうか?
クーパー靭帯の伸びや断裂を予防する効果のあるナイトブラを、垂れてしまってから使っても効果はあるのでしょうか?
これについては、結論から言うと『ナイトブラをする意味はある』となります。
確かにクーパー靭帯は戻らないけど。。。
垂れてしまったバストを元に戻すというのは、正直かなり難しいことです。
若い頃のような、横から見て正三角形の形を目指すのは不可能に近いです。
前述したとおり、クーパー靭帯は一度伸びたり断裂してしまうと、元に戻すことはできません。
そのため、胸が垂れてからナイトブラを毎日使用したところで、クーパー靭帯の状態はなにも変わらないのです。
もし、本気でバストの形を元に戻したいと思っているのであれば、筋トレなど胸を支えている筋肉を鍛える努力が必要になってきます。
垂れた胸を元に戻すには筋トレなどの努力が必須!
垂れた状態というのは、いわゆるクーパー靭帯が伸びている、もしくは断裂してしまっている状態です。
この状態から胸を元通りに近い形に戻すためには、大胸筋などを鍛えて、筋肉でバストの形を整えるしかありません。
腕立て伏せ
胸部のなかでももっとも大きな大胸筋を鍛える代表的な筋トレが、腕立て伏せです。
女性のなかには腕立て伏せをできないという人も多いですが、通常の腕立て伏せが難しい場合、膝をついて行いましょう。
画像のように通常の腕立て伏せの体制から、膝をついた状態で行います。
膝より下(足首)を上に上げ、クロスさせると負荷が増し、足首を床につけると負荷が下がります。
バストアップに必要な大胸筋を鍛えるためには、そこまで大きな負荷は必要ありません。
筋トレは基本的に『高重量低回数=筋肥大』、『低重量高回数=引き締め』という効果があるため、バストアップのためには小さな負荷で回数を意識してやるべきでしょう。
膝をついてもきつい場合はウォールプッシュアップ
ウォールプッシュアップというのは、別名『壁つき腕立て伏せ』とも呼ばれ、床ではなく壁に両手をついて行う腕立て伏せです。
上で解説した膝つき腕立て伏せよりも更に負荷が小さくなるので、筋トレに慣れていない女性はここから始めるのがおすすめです。
足を置く壁からの距離で負荷を調整することができます。
遠くすればするほど負荷は強くなり、近くすればするほど負荷は小さくなります。
チェストサンド
チェストサンドもバストアップのための筋トレとしては有名なトレーニング方法です。
両肘を張り、胸の中央で合掌のポーズをします。
その状態で両側から強く両手を押し合い、胸筋に力が入っていることを意識してください。
『力を入れる→緩める』を、1日10~20回ほど毎日行うと良いと言われています。
チェストサンドは腕立て伏せと違って場所も選びませんし、外でも移動時間などで行うことができるのでおすすめです!
今以上、バストの垂れを進行させないためにナイトブラは使ったほうが良い
日々の筋トレを無駄にしないためにも、夜はナイトブラを使ってバストケアをすることが大切になってきます。
日中頑張って筋トレをしても、1日のなかでもっとも胸の形が崩れやすい就寝中になんのケアもしないのは非常にもったいないことです。
垂れてしまった胸のケアを行うためには、筋トレとナイトブラを使ったケアの2つを並行して行う必要があります。
実際、産後垂れてしまった胸に悩んでいた友達も、筋トレとナイトブラのバストケアを半年くらいやって大きな改善をした人がいます。
今現在、胸のたるみや垂れに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!